1. よくある悩み5選:現場で本当に起きていること
1)何から手をつければいいかわからない
「会社のサイト、最近更新されてないから、ちょっと見てくれる?」と言われたものの…
どこをどう更新するの?
そのページは何の目的で存在しているの?
どこにアクセス数が多いの?
こうした目的の見えない作業ほど辛いものはありません。
2)技術が分からず、頼る相手もいない
HTML、CMS、SEO、GA4……聞いたことはあるけど、触るのは初めて。
「壊したらどうしよう」という不安が常につきまとう。
3)本業と兼務で手が回らない
営業や事務をしながら、空き時間でサイトの修正。
「緊急でバナー差し替えたいんだけど!」と上司に言われても、時間が確保できない。
4)成果が見えず、評価もされない
アクセス数が上がったとしても、「で、売上は?」「問い合わせ来たの?」と一蹴される。
効果の見えにくさ=評価されにくさにつながりやすいのがウェブ業務の落とし穴です。
5)孤独。誰にも相談できない
社内にウェブのことがわかる人がいない。
だから、自分で調べて、試して、失敗して、時間が消えていく。
2. Web担当になったら、何から始めればいいの?
ウェブ業務は、“何をすればいいか”が明確になって初めてスムーズに動き出します。
つまり、今あなたがやるべきことは、「整理すること」と「頼ること」です。
1)状況を可視化する
まずは、自社のウェブ資産を洗い出しましょう。
以下のチェックリストを確認してください。
・管理画面にアクセスするようのIDとパスワード
・コーポレートサイトの構成と更新履歴
・SNSアカウントの運用状況
・Google Analyticsの導入有無
・外注しているもの/していないもの
・使用しているドメイン(ドメイン= サイトのリンクです。例:web-tantou.com)
→ リスト化するだけでも、次の一手が見えてきます。
2)会社の目的と依頼された作業を確認する
ウェブはあくまで手段です。
「〇〇をやりたい!」と上司に言われたときは、すぐに作業に取りかかるのではなく、できるだけ具体的な内容を確認しましょう。
たとえば、以下のようなポイントを押さえておくと良いです。
・誰に向けて行うのか?(ターゲットは誰か)
・何を目的としているのか?(売上アップ、認知拡大、問い合わせ増加など)
・内容やテーマは何か?
・頻度やスケジュールはどうなっているか?
・成果をどのように測るのか?(KPIの設定)
漠然と「やりたい」と言われても、目的や詳細が曖昧だと、効果的な施策になりにくいです。
3)業務はスケジュール化し、定型業務はルーチン化
バナー作成やSNS投稿など、定型作業はスケジュール化することで効率化できます。
自分で対応しても外注しても、スケジュールさえあれば、メインの仕事が忙しくてもウェブ業務を締切までしっかり対応できます!