Googleアナリティクスは、Webサイトの成果を見える化できる強力なツールですが、「数字が多すぎてよく分からない」「どこを見ればいいか迷う」と感じている方も多いのではないでしょうか?
特に中小企業や個人事業主の方にとっては、日々の業務に追われながら数字を分析するのは至難の業です。本記事では、**忙しくても最低限ここだけ見ておけばOK!**というGoogleアナリティクスの指標と、数字に振り回されず目的に合った使い方のコツを分かりやすく解説します。
1. 目的に合ったKPIを最初に決める
なぜ「全部の数字」を見る必要はないのか?
Googleアナリティクスには数百もの項目がありますが、すべてを毎回見る必要はありません。
大切なのは「何のためにサイトを見ているか」という目的に合わせた指標を決めることです。
たとえば目的が以下のように違えば、見るべきKPIも異なります。
- ・資料請求の増加 → コンバージョン率、完了ページの数
- ・ブログの読者増加 → ページビュー、滞在時間
- ・ECサイトの売上拡大 → 購入完了率、カート離脱率
ポイント:
- ・目的が決まれば、見るべき数字も自然と絞れる
- ・毎回チェックする「マイ指標」を決めておくと効率的
2. 本当に見るべき基本指標はこれ!
初心者でも理解しやすく、実際の改善につながる代表的な指標を3つ紹介します。
① セッション数(訪問数)
→ サイトに何回訪問があったかの数。まずは全体の集客の量を把握。
② 直帰率
→ 最初の1ページだけ見て帰った人の割合。高すぎる場合、導線やコンテンツに課題があるかも。
③ コンバージョン数(CV)
→ 資料請求や購入など「成果」につながった行動の数。KPIとして最も重視されることが多い。
補足:
ページビューや平均滞在時間も重要ですが、数字が単独で良くても成果に繋がらなければ意味がない点に注意しましょう。
3. 「良い数字」「悪い数字」に振り回されない考え方
業界平均に頼りすぎない
「直帰率50%は悪い?平均滞在時間は何分がいいの?」といった疑問はよくありますが、業界や目的によって最適な水準は変わります。
例:
- ・ブログ記事 → 滞在時間長め+直帰率高めでもOK(読んで帰る構造)
- ・商品購入ページ → コンバージョン率や回遊率の方が大事
数字の「変化」に注目する
月ごとの伸びや改善点を把握するには、「前月比」や「前年同月比」が有効です。
4. レポートは簡単でOK!毎月の確認ルーチンを作ろう
Googleアナリティクスのデータは、確認の仕方にルールを設けておくと時短になります。
おすすめの月次チェック項目(例)
- ・セッション数(集客の全体傾向)
- ・主要ページの直帰率・滞在時間
- ・コンバージョン数とCV率
- ・流入経路(検索、SNS、広告など)
ポイント:
Google Looker Studio(旧:データポータル)を使えば、毎月の自動レポート作成も可能です。
5. 自動化・外部サポートも活用しよう
分析が苦手な方や時間がない方には、自動化ツールや外部サービスの活用がおすすめです。
おすすめサポート例:
- ・Looker Studio で「見やすいダッシュボード」を作成
- ・自動レポートメールで数字の変化を定期通知
- ・プロによるKPI設計と運用サポート
まとめ
Googleアナリティクスは便利なツールですが、「何を見るか」「なぜ見るか」を絞れば、怖くありません。
今回ご紹介した内容を実践すれば、数字に振り回されず、目的に合った正しい活用ができます。
とはいえ、「分析のやり方が分からない」「毎月見るのが負担」という方も多いはず。
そんなときは、定額制WEBサイト運用「WEB担さん」のようなサービスの活用もおすすめです。
例えば、WEB担さんでは以下のようなサポートを提供しています:
- ・Googleアナリティクスの初期設定・カスタマイズ
- ・目的に合ったKPIの設計
- ・分析レポートの作成と改善提案
「自分でやるのは大変…」と感じたら、ぜひ一度相談してみてください。
数字に振り回されず、成果につながる分析を始めましょう!