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ネットショップの運営代行とは?依頼できる業務・費用の考え方・選び方

「ネットショップを開いたが、商品登録や更新が追いつかない」
「本業が忙しく、受注対応や問い合わせの返信まで、手が回らない」
「運営を任せたいが、何を頼めて、いくらかかるのか分からない」

ウェブ担さんへのご相談でも、ネットショップを開設したものの、日々の運営が負担になっている、というお話をお聞きします。

結論から言うと、ネットショップの運営代行は、商品登録・在庫と価格の更新・画像制作・問い合わせ対応・集客など、「日々の作業」を任せるものです。梱包・発送や、仕入れ・商品開発は、運営代行とは別の話になります。費用は、商品の点数・更新の頻度・問い合わせの件数で決まります。この記事では、依頼できる業務、プラットフォームごとの違い、費用の考え方、選び方を整理します。

更新日:2026年10月21日

ホームページ運用の業務内容の全体像は、こちらの記事で解説しています。この記事は、その中でも「ネットショップの運営」に絞った内容です。

【よくあるお悩み】運営で一番多いのは「情報のズレ」

ネットショップの運営で、特に多いのは、実店舗やほかの販売先との「情報のズレ」です。小売店のホームページ運用の記事でも紹介した、次のような場面が、よく起きます。

 

・実店舗で売り切れた商品が、ネットショップに「販売中」のまま、残っている
・セールや価格改定の情報が、実店舗とネットで、食い違っている
・BASEやSTORESなどのショップと、自社のホームページで、掲載内容が別々になっている

 

運営の負担の正体は、「作業が多い」ことに加えて、「更新先が複数あり、反映が漏れる」ことです。小売店の情報の揃え方は、こちらの記事で解説しています。

運営代行で依頼できる、8つの業務

業務 内容 代行のしやすさ
①商品登録・更新 商品名・説明文・価格・画像の登録と、変更の反映 ◎ 代行しやすい
②在庫・価格の反映 在庫数や、セール価格の更新 ○ 在庫の情報を、自社が連絡する体制が必要
③画像・バナー・ページ制作 商品画像の加工、バナー、特集ページの制作 ◎ 代行しやすい
④受注・入金の確認 注文や入金の状況の確認 ○ 権限の範囲を、決めておく
⑤購入者への連絡 注文確認・発送連絡のメッセージの送信 ○ 文面のルールを、決めておく
⑥問い合わせ・返品の対応 お客様からの質問への返信、返品・交換の案内 △ 判断が必要な内容は、自社で決める
⑦集客 SNS・メルマガ・広告・ブログによる、販売の促進 ○ 目的と予算を、決めて依頼する
⑧売上・アクセスの分析 数字の確認と、改善の提案 ◎ 月次のレポートで、共有してもらう

 

ホームページの更新や、バナー制作、SNS、アクセス解析などと、一体で任せられると、窓口を増やさずに済みます。ウェブ担さんでも、ホームページの更新とあわせて、ECサイトの商品登録・管理に対応しています。

運営代行では「できないこと」「別のサービスになること」

項目 理由・別の選択肢
梱包・発送 物流の仕事のため、別のサービス(配送の代行や、倉庫の委託)になる
仕入れ・商品開発 事業の中核にあたるため、自社が行う
返金・値引き・クレームの最終判断 事業の当事者でないと決められないため、自社が行う
売上金の受け取り 売上金の受取口座は、自社の名義で設定する(代行会社の口座にしない)

 

「どこまでが運営代行で、どこからが別の仕事か」を、契約前に整理しておくと、後のトラブルを防げます。

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BASE・STORES・Shopify|運営の観点での違い

どのプラットフォームを使っているかで、運営の作業や、代行に頼めることが変わります。一般的な特徴を、運営の観点で整理しました。料金体系や機能は、変わることがあるため、最新の内容は、各社の公式ページで確認してください。

 

サービス 一般的な特徴 運営代行のポイント
BASE 無料で開設できるプランがあり、初めてのショップで使われることが多い 商品登録・更新・SNSとの連携が、主な運営作業になる
STORES 無料で始められるプランがあり、手軽に開設できる 機能追加の幅は限られるため、運営作業の整理がしやすい
Shopify 拡張性が高く、アプリで機能を追加できる。多言語・越境にも対応しやすい アプリの選定・管理や、設定の見直しも、運営の仕事に含まれる

 

どのサービスでも共通して、管理画面の管理者権限は自社が持ち、代行会社には、必要な権限だけを付与するのが基本です。

費用の考え方|作業量で決まる

運営代行の費用は、「どの作業を、どれくらいの量で」依頼するかで決まります。料金の型は、主に4つです。

 

料金の型 特徴 注意したい点
商品1点あたりの単価 商品登録の件数に応じた金額 点数が多いほど増える。更新の依頼が別料金になっていないか確認する
月額固定(稼働時間の範囲内) 決まった稼働時間の範囲で、さまざまな作業を依頼できる 範囲を超えたときの扱いを確認する
売上連動 売上に応じて、費用が決まる 対象となる売上の範囲と、料率を確認する
スポット(単発) キャンペーンや、一括登録など、必要なときだけ依頼する 継続的な運営には、向かない

 

見積もりの前に、自社で整理しておくこと

・商品の点数と、1か月の更新の頻度
・1か月の注文数と、問い合わせの件数のおおよその目安
・依頼したい作業(登録・画像・問い合わせ対応・集客など)の範囲
・販売しているサービス(BASE・STORES・Shopifyなど)と、管理画面の権限

 

これらがそろっていると、見積もりの精度が上がり、後から追加費用が発生するリスクも、減らせます。

運営の作業は、どれくらいの頻度で発生するか

運営代行を検討するときは、「毎日・毎週・毎月」の作業に分けて、どれくらいの手間がかかっているかを、書き出してみてください。依頼する範囲を決めやすくなります。

 

頻度 主な作業 代行に任せやすいか
毎日 注文の確認、問い合わせへの返信、在庫の確認 返信の文面や、判断の基準を決めておけば、任せやすい
週に数回 商品の追加・更新、価格やセールの反映、SNSの投稿 任せやすい。変更の連絡方法を決めておく
月に1回 売上・アクセスの確認、キャンペーンの企画、商品ページの見直し レポートで共有してもらい、方針は自社で決める
随時 新商品の登録、季節の特集ページ、画像・バナーの制作 任せやすい。素材と期限を、早めに共有する

 

毎日発生する作業ほど、「誰が見るか」が決まっていないと、対応が遅れます。担当者が不在でも止まらない体制をつくることが、運営代行を使う大きな理由のひとつです。

失敗しやすいパターンと、対策

パターン 対策
在庫・価格が、実店舗とネットでズレる 在庫の変更を、決まった方法(チャットなど)で、すぐに連絡できる体制をつくる
売上金の受取口座が、代行会社になっている ショップの契約・売上金の受取は、自社の名義で行う
商品画像や文章の、権利があいまい 画像や文章の著作権が、どちらに帰属するかを、契約で確認する
返品・交換のルールが、決まっていない 返品の条件と、対応の流れを、先に決めておく
法定の表記が、抜けている 通信販売を行う事業者には、一般に、特定商取引法に基づく表記が求められる。表記の内容を確認しておく

 

運営代行を選ぶときの、8つの質問

①どのプラットフォーム(BASE・STORES・Shopifyなど)の運営に、対応しているか
②商品登録・更新・問い合わせ対応・集客のうち、どこまでが費用に含まれるか
③在庫・価格の変更を、どれくらいの時間で反映してもらえるか
④管理者権限・売上金の受取口座は、自社が持てるか
⑤問い合わせへの返信の文面は、事前に確認できるか
⑥報告の内容と頻度(売上・アクセス・作業の内容)
⑦担当者が不在でも、対応が止まらない体制か
⑧契約期間と、解約の条件ホームページの更新も含めて、複数の運用業務をまとめて任せる考え方は、こちらの記事でも解説しています。

ホームページの更新と、まとめて任せるという選択肢

ネットショップの運営は、ホームページの更新や、SNSでの発信、チャットツールでの連絡とも、つながっています。ウェブ担さんは、月額5万円からの定額制で、ホームページの更新、バナー制作、SNS運用、ECサイトの商品登録・管理、アクセス解析などを、稼働時間の範囲内で、まとめて依頼できます。作業内容は毎月レポートで共有されます。

 

SNSの運用代行の考え方は、こちらの記事が参考になります。LINE公式アカウントを使う場合は、運用代行の記事も、あわせてご覧ください。


よくある質問

Q. ネットショップの運営代行は、いくらくらいかかりますか?

A. 作業量(商品の点数・更新の頻度・問い合わせの件数)と、依頼する範囲で変わります。料金の型は、商品単価・月額固定・売上連動・スポットがあります。ウェブ担さんは、月額5万円からの定額制で、複数の業務を、稼働時間の範囲内でまとめて依頼できます。

Q. 梱包や発送も、任せられますか?

A. 運営代行とは別のサービスになります。配送や倉庫の委託を行う会社と、あわせて検討してください。発送の連絡メッセージの送信などは、運営代行で依頼できることがあります。

Q. BASEやSTORESのショップでも、代行を頼めますか?

A. 頼めます。どのサービスを使っているかで、運営の作業や、必要な権限が変わるため、見積もりの前に、使っているサービスと管理画面の権限を、伝えてください。

Q. 実店舗の在庫と、ネットショップの在庫を、そろえたいです。

A. 在庫の変更を、決まった連絡手段で、すぐに共有できる体制を、先につくるのが基本です。ウェブ担さんも、実店舗とネットの情報のズレを防ぐための、運用のご相談を受けています。

まとめ

最後に、この記事のポイントを整理します。

 

・ネットショップの運営代行は、商品登録・在庫と価格の更新・画像制作・問い合わせ対応・集客・分析などの、日々の作業を任せるもの
・梱包・発送、仕入れ・商品開発、売上金の受け取り、最終判断は、自社に残る、または別のサービスになる
・BASE・STORES・Shopifyで、運営の作業が少し変わる。管理者権限は、自社が持つ
・費用は、商品の点数・更新の頻度・問い合わせの件数と、依頼する範囲で決まる
・一番多いトラブルは、実店舗とネットの在庫・価格の「情報のズレ」。連絡の体制を、先につくる


 

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この記事の執筆者

藤田真季

藤田 真季|ウェブ担さん・マーケティング担当

国立大学卒業後、某大手アパレルメーカーの総合職として店舗運営を経験後、EC業界に転身。顧客視点に立ちながらCVR改善やCRMなど幅広く経験し、実績を積む。その後株式会社アイデアランプに参画し、「定額制Web運用代行サービス|ウェブ担さん」のディレクター兼マーケターに就任。コストを抑えながら高品質なWeb運用支援を提供し、多くの企業のマーケティング課題やWeb業務効率化に向けて支援している。

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