「SEO対策が大事なのはわかっているが、何から始めればいいかわからない」
「記事を書いているのに検索からほとんど来ない。何が間違っているのか」
SEO対策は難しそうに見えますが、正しい順番で取り組めば初心者でも成果を出せます。むしろ「なんとなく記事を書いている」状態から、「正しい手順でSEOを意識した記事を書く」に変えるだけで、数ヶ月後の検索流入が大きく変わります。
この記事では、SEO対策を初めて取り組む方向けに、今日から実践できる5つのステップをわかりやすく解説します。専門用語は最小限に、具体的なアクションに絞って説明します。
更新日:2026年6月11日
監修:大森 潤(ウェブ担さん Web運用担当)
SEO対策とは?初心者が最初に知っておくべきこと

SEO対策(Search Engine Optimization)とは、GoogleなどでWebページが上位に表示されるようにサイトを改善する取り組みです。
お店に例えると「繁華街の目立つ場所に店を構える」ようなものです。同じ商品・サービスでも、検索結果の1ページ目に表示されるかどうかで、訪問者数が数十倍変わります。
| SEO対策の基本を理解する3つのポイント | 内容 |
| お金がかからない | 検索結果に表示されるために広告費はかからない。一度評価されれば継続的に流入が続く「資産型の集客」 |
| 効果が出るまで時間がかかる | 記事を書いてから検索上位に表示されるまで3〜6ヶ月かかるのが一般的。すぐに結果を求めない |
| Googleのルールに沿って進める | 「ユーザーにとって役立つコンテンツを作る」がGoogleの基本方針。小手先のテクニックより質の高いコンテンツが最優先 |
初心者が最初に覚えることは1つだけです。「検索するユーザーが知りたいことに、正直に答えるページを作ること」——これがSEO対策の本質です。
初心者がまず使うべき無料ツール4つ

SEO対策は特別なソフトを買わなくても始められます。まず以下の4つの無料ツールを設定してください。すべてGoogleが提供しているものでアカウント登録だけで使えます。
| ツール名 | 何ができるか | まず見るべき項目 |
| Google Search Console(サーチコンソール) | どんなキーワードで検索されているか・順位・クリック数を確認できる。SEOの必須ツール。 | 検索パフォーマンス→クエリ(どんな言葉で来ているか) |
| Googleアナリティクス(GA4) | サイトに来た人数・読まれているページ・滞在時間を把握できる。 | 集客→オーガニック検索(SEO経由の流入数) |
| Googleキーワードプランナー | キーワードの月間検索回数・競合の強さを調べられる。 | キーワードのアイデア→月間検索ボリューム |
| ラッコキーワード | あるキーワードと一緒に検索される関連語(サジェスト)を一覧で表示。無料で使える。 | メインキーワードを入れてサジェスト一覧を確認 |
Google Search ConsoleとGoogleアナリティクスはサイトに計測タグを設置する必要があります。WordPressを使っている場合はプラグイン(Site Kit by Google)で一括設定できます。
SEO対策初心者の5ステップ

SEO対策は順番が大事です。以下の5ステップを順番通りに進めてください。
| ステップ | やること | 目安時間 |
| STEP1 | 現状把握——今のサイトを見える化する | 1〜2時間 |
| STEP2 | キーワード選定——狙うべき言葉を決める | 2〜4時間 |
| STEP3 | コンテンツ作成——検索意図に応える記事を書く | 1記事あたり2〜4時間 |
| STEP4 | 内部対策——Googleに正しく読み取ってもらう | 半日〜1日 |
| STEP5 | 効果測定と改善——3ヶ月後に順位を確認する | 月1回・1〜2時間 |
STEP1:現状把握——今のサイトを「見える化」する
「やみくもに記事を増やす」のは最もよくある失敗パターンです。まず現状を把握することから始めてください。
Google Search Consoleで確認すること
1.検索パフォーマンス画面を開く
2.「クエリ」タブを開いて、現在どんなキーワードで表示されているかを確認する
3.「掲載順位11〜30位・表示回数50以上」のキーワードをメモする(これが最も伸ばしやすい「お宝キーワード」)
すでにGSCが設定されていてデータがあれば、この「お宝キーワード」から対策を始めるのが最短の成果への道です。
現状把握のチェックリスト
・GSC・GA4は設定済みか
・サイトに記事は何本あるか
・どのページが一番読まれているか
・検索流入があるキーワードは何か
STEP2:キーワード選定——狙うべき言葉を決める
キーワード選定はSEO対策で最も重要な工程です。ここを間違えると、どれだけ記事を書いても検索からの流入は増えません。
初心者が狙うべきキーワードの条件
| 指標 | 初心者に適した基準 | 理由 |
| 月間検索ボリューム | 100〜1,000回程度 | 大きすぎると競合が強く勝てない。小さすぎると流入が取れない |
| 競合の強さ | 上位サイトにWikipediaや大手メディアがいない | 個人・中小企業サイトが上位にいれば勝てる可能性がある |
| キーワードの具体性 | なるべく長い(3〜4語) | 「SEO」より「SEO対策 初心者 中小企業」の方が競合が弱い |
キーワード選定の手順
4.自社のサービスや商品に関連するキーワードを思いつく限り書き出す
5.ラッコキーワードに入力してサジェスト(関連語)を広げる
6.Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを確認する
7.月間100〜1,000回・競合が弱いキーワードを優先リストに入れる
8.1記事=1つのメインキーワードを対応させる
初心者がよくやる失敗は「検索ボリュームが大きいキーワードを狙う」ことです。「SEO対策」「ホームページ 作り方」のような競合が強いキーワードは、専門メディアや大手企業と戦うことになるため、最初は避けてください。
STEP3:コンテンツ作成——検索意図に応える記事を書く
キーワードが決まったら、そのキーワードで検索するユーザーが「本当に知りたいこと」に答える記事を書きます。
記事作成前に必ずやること
9.決めたキーワードをGoogleで実際に検索する(シークレットモード推奨)
10.上位1〜3位の記事の目次・見出しをメモする(Googleが「これが正解」と認めた構成)
11.上位記事が扱っていないが、ユーザーが知りたそうなことを1〜2つ追加する(差別化ポイント)
初心者が意識すべき記事の基本構成
| パーツ | 内容 | ポイント |
| タイトル | 32文字以内・メインKWを前半に入れる | 「SEO対策 初心者向け」など具体的な言葉を含める |
| リード文(冒頭) | 誰向けの記事か・何がわかるかを3〜5行で伝える | 「こんな悩みを持つ人へ」から始めると読者が引き込まれやすい |
| 本文(H2・H3見出し) | 検索意図に沿って情報を整理する | 上位記事の構成を参考に、漏れなく網羅する |
| まとめ | 記事の要点を3〜5行で総括する | 読者が次のアクションを取りやすいよう問い合わせ導線を入れる |
文字数は「質」が重要です。「1,000文字以上書けばいい」という考え方は誤りで、ユーザーの疑問に漏れなく答えるために必要な文字数が正解です。一般的には2,000〜5,000文字程度が多いですが、テーマによって変わります。
STEP4:内部対策——Googleに正しく読み取ってもらう
良い記事を書いても、Googleが正しく読み取れなければ評価されません。内部対策とは「Googleにとって読みやすいサイト構造を作ること」です。
初心者が今すぐできる内部対策
・タイトルタグ(title):各ページに重複なく、メインKWを含むタイトルを設定する
・meta description:各ページに70〜120文字の説明文を設定する(未設定のページは今日中に設定)
・見出し(H1・H2・H3):1ページに H1は1つだけ。階層構造を正しく使う
・画像のalt属性:画像に説明テキストを入れる(「image001.jpg」のような無意味な名前は避ける)
・内部リンク:関連記事へのリンクをテキスト内に自然に追加する
・ページ速度:Googleの PageSpeed Insights でスコアを確認して50以下なら改善を検討する
WordPressを使っている場合、All in One SEOやYoast SEOプラグインを使えばタイトル・meta descriptionの設定が管理画面から簡単にできます。
STEP5:効果測定と改善——3ヶ月後に順位を確認する
記事を公開したら、3ヶ月後にGoogle Search Consoleで順位を確認します。SEOの効果は短くても3ヶ月、平均的には6ヶ月かかります。
3ヶ月後のチェック方法
12.GSCの検索パフォーマンスで期間を「過去3ヶ月」に設定する
13.「クエリ」タブで書いた記事に関連するキーワードの順位を確認する
14.順位11〜30位の記事を見つける(これが「リライト優先記事」)
15.上位記事と比較して不足している情報を追加・修正する
16.修正後にGSCで「インデックスリクエスト」を送信する
| 順位帯 | 状況 | 対応方針 |
| 1〜10位 | 1ページ目表示。良好な状態 | 内容の鮮度を保つために定期的に更新する |
| 11〜30位 | もう少しで1ページ目。伸びしろあり | 最優先でリライト。上位記事と比較して情報を追加 |
| 31〜50位 | 評価されているが届いていない | キーワードの見直しまたは構成の作り直し |
| 50位以下・表示なし | Googleに評価されていない | キーワード選定から見直し。または内容を大幅に改稿 |
初心者がやってしまいがちなNG行動

以下の行動はSEO評価を下げる原因になります。初心者が特にやりがちなNG行動をまとめました。
・キーワードの詰め込み:タイトルや本文に不自然なほどキーワードを入れる(Googleはペナルティを与える)
・他サイトからのコピー:内容をそのままコピーした記事はGoogleが評価しない(重複コンテンツ扱い)
・更新をやめる:公開して終わりにすると徐々に順位が下がる。定期的な更新が必要
・同じキーワードで複数記事を書く:同一KWで複数記事を作るとカニバリ(自社内競合)が発生して順位が下がる
・結果が出ない記事をすぐ削除する:公開して3〜6ヶ月は評価待ち期間。すぐに削除せず様子を見る
自分でやるか・外注するかの判断基準

SEO対策を自分でやるべきか・外注すべきかの判断基準をまとめます。
| 判断基準 | 自分でやる | 外注する |
| 時間 | 月10〜20時間以上取れる | 本業が忙しく継続が難しい |
| スキル | キーワード選定・記事作成に学習意欲がある | 専門知識の習得より結果を早く出したい |
| 予算 | ツール代(月数千円〜)のみで抑えたい | 月5万円〜の費用をかけても良い |
| 期待する成果 | 長期的にノウハウを社内に蓄積したい | 短期間で検索流入を増やしたい |
「自分でやろうとしたが続かなかった」という中小企業が最も多いパターンです。SEO対策は継続が最大のポイントのため、担当者の時間が確保できない場合は早めに外注を検討した方が結果的にコスト効率が高くなります。
まとめ
SEO対策初心者が取り組むべきポイントをまとめます。
・SEO対策の本質は「ユーザーが知りたいことに正直に答えるページを作ること」
・まずGoogle Search Console・アナリティクス・キーワードプランナー・ラッコキーワードの4ツールを設定する
・現状把握→キーワード選定→コンテンツ作成→内部対策→効果測定の5ステップで進める
・初心者は月間100〜1,000回・競合が弱いロングテールキーワードを狙う
・効果が出るまで3〜6ヶ月かかる。継続が最重要
・時間が取れない場合は外注が現実的な選択肢
よくある質問(Q&A)
Q. SEO対策はいつ始めれば良いですか?
A. 今すぐ始めてください。SEOの効果が出るまでには3〜6ヶ月かかるため、始める時期が遅いほど成果を得るのも遅くなります。まずGoogle Search Consoleを設定するだけでも今日できます。
Q. 記事を書くだけでSEO対策になりますか?
A. 記事を書くだけでは不十分です。キーワード選定・タイトル設定・meta description・内部リンクの整備など、コンテンツ以外の対策も並行して行う必要があります。ただし最初の一歩は「キーワードを意識した記事を1本書く」ことで構いません。
Q. SEO対策にかかる費用はどれくらいですか?
A. 自分でやる場合は基本的に無料です(ツール代が月数千円程度)。外注する場合はSEO記事の作成代行で1本1〜3万円、月額の運用代行で5〜20万円が目安です。ウェブ担さんでは月額定額でSEO対策を含むWeb運用をまるごと代行しています。
SEO対策、プロに任せたい方はウェブ担さんへ
「5ステップは理解できたが、実際に進める時間がない」「正しくできているか不安」という方は、ウェブ担さんにご相談ください。
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