「SEO外部対策が大事とは聞くけど、何をすればいいのかわからない」
「被リンクを増やしたいが、どこからどう始めればいいのか……」
「怪しい業者から『被リンクを売ります』という連絡が来たが、やっていいのかどうかも判断できない」
ウェブ担さんへのご相談で非常に多いのが「被リンクが重要とは知っているが、具体的に何をすればいいかわからず放置している」というケースです。SEO外部対策はSEO対策の中でも特に「何をすればいいか」が見えにくく、間違った施策でペナルティを受けるリスクもあるため、慎重にならざるを得ないテーマです。
この記事では、SEO外部対策の仕組み・内部対策との違い・被リンクを自然に増やす5つの具体的な方法・絶対にやってはいけないNG行為・効果測定の方法まで、初心者でも理解できるよう体系的に解説します。
更新日:2026年6月17日
監修者:藤田 真季(ウェブ担さん・マーケティング担当)
SEO外部対策とは何か——内部対策・コンテンツSEOとの違い
SEO外部対策とは、自社サイトの外部からの評価を高めることでGoogleの検索順位を上げるSEO施策のことです。主な施策は「被リンク(バックリンク)の獲得」で、他のサイトから自社サイトへのリンクを増やすことを指します。
Googleは「多くの信頼性の高いサイトからリンクされているページ=価値のある情報を発信しているページ」と判断します。これはGoogleが初期から採用している「PageRank(ページランク)」というアルゴリズムの根本的な考え方に基づいており、現在でも検索順位を左右する重要な評価要素です。
SEO対策の3種類と外部対策の位置づけ
| SEO対策の種類 | 内容 | 主な施策例 |
| 内部対策(テクニカルSEO) | サイト内部の技術・設定を最適化する | titleタグ設定・ページ速度改善・サイトマップ送信 |
| コンテンツSEO | 有益な記事・コンテンツを作成・更新する | キーワードを狙った記事制作・リライト |
| 外部対策(オフページSEO) | 他サイトからの評価・リンクを獲得する | 被リンク獲得・SNS拡散・サイテーション獲得 |
被リンクとサイテーションの違い
SEO外部対策でよく出てくる2つの用語を整理しておきます。
・被リンク(バックリンク):他のWebサイトから自社サイトへのハイパーリンク(クリックして移動できるリンク)のこと。SEO評価への影響が最も大きい
・サイテーション:他のサイト・SNS・メディアで自社の社名・ブランド名・URLが言及されること。リンクがなくてもSEO評価に一定の影響がある
外部対策はなぜSEOに有効なのか
Googleは被リンクを「信頼の投票」として解釈します。信頼性の高いサイト(大手メディア・官公庁・業界団体など)から被リンクを得ることで「自社サイトは価値がある」という評価シグナルをGoogleに送ることができます。ただし「リンクの数」より「リンク元の質と関連性」が重要です。同じ業界の専門サイト1本からの被リンクが、無関係なブログ100本からの被リンクより評価されることがあります。
SEO外部対策が検索順位に与える影響——被リンクの評価基準を理解する
SEO外部対策として被リンクを獲得するとき、「どんなリンクが評価されるか」を理解しておかないと、効果のない施策に時間を費やすことになります。Googleが被リンクを評価する際に見ている主な基準を整理します。
Googleが被リンクを評価する4つの基準
| 評価基準 | 内容 | 重要度 |
| リンク元の質・権威性 | 信頼性が高い・多くの被リンクを持つサイトからのリンクは評価が高い | ★★★ 最重要 |
| リンク元の関連性 | 自社サイトと同じ業種・テーマのサイトからのリンクが評価される | ★★★ 最重要 |
| アンカーテキストの自然さ | リンクになっているテキストが自然なキーワードか(過剰な同一KWは逆効果) | ★★☆ 重要 |
| リンクの増加パターン | 急激な増加はスパムと判定されやすい。自然に徐々に増えるのが理想 | ★★☆ 重要 |
ドメインオーソリティ(DA)とは
ドメインオーソリティ(DA)またはドメインレーティング(DR)とは、Webサイト全体の被リンクの強さ・信頼性を数値化した指標です(Moz社・Ahrefs社などが提供するSEOツールで確認できます)。DAが高いサイトから被リンクを獲得するほど、SEO外部対策として高い効果が期待できます。
nofollowリンクとdofollowリンクの違い
被リンクには「dofollow(フォローリンク)」と「nofollow(ノーフォローリンク)」の2種類があります。
・dofollowリンク:SEO評価が自社サイトに引き継がれる。外部対策効果あり
・nofollowリンク:SEO評価は引き継がれないが、参照流入(クリックによるアクセス)は発生する。SNSやWikipediaからのリンクはnofollow
nofollowリンクはSEO評価への直接影響は限定的ですが、流入の増加やサイテーション効果はあるため、完全に無価値というわけではありません。
SEO外部対策の具体的な方法5選——被リンクを自然に増やすアプローチ
「被リンクを増やしたい」と思っても、自分でコントロールできないのが外部対策の難しさです。以下の5つのアプローチは、いずれもGoogleのガイドラインに準拠した「自然な被リンク獲得」の方法です。
方法①:リンクされる価値のあるコンテンツを作る(最も基本的な方法)
「他のサイトが引用・紹介したくなるコンテンツ」を作ることが、SEO外部対策の最も根本的なアプローチです。Googleも「優れたコンテンツを作れば自然にリンクが集まる」と公式に案内しています。
被リンクされやすいコンテンツの特徴:
・業界の調査データ・統計・独自アンケート結果(一次情報)
・「〇〇の完全ガイド」「〇〇チェックリスト」などの実用的なリソース
・業界の専門家だけが知っているノウハウ・失敗事例
・図解・インフォグラフィック(視覚的に理解しやすいコンテンツ)
方法②:プレスリリースを配信する
プレスリリースとは、企業の新サービス・新製品・イベント・実績などのニュースを報道機関・メディアに向けて発信する文書です。PR TIMESやNEWS2Uなどのプレスリリース配信サービスを使って配信すると、掲載されたメディアサイトから被リンクが生まれます。
プレスリリースで被リンクを獲得するポイント:
・「話題性のある発表」に絞る(単なるサービス告知は取り上げられにくい)
・地域密着型の内容は地元メディアに取り上げられやすい
・PR TIMESのような権威性の高いサービス自体からも被リンクが生まれる
方法③:SNSで情報を発信・拡散させる
SNS(X・Instagram・Facebook・LinkedIn等)での情報発信は、直接的な被リンクにはなりにくいですが(nofollowのため)、コンテンツが多くの人の目に触れることで、それを見た別サイトの運営者がリンクを貼ってくれる「間接的な被リンク獲得」につながります。
また、SNSでの言及(サイテーション)はGoogleのEEAT評価にも影響するという見方があります。SNS発信を継続することは、コンテンツの認知拡大とSEO外部対策の両方に貢献します。
方法④:業界団体・地域メディアへの掲載を狙う
業界の協会・商工会議所・地域の経済ニュースサイトへの掲載を獲得することは、SEO外部対策として非常に効果的です。これらのサイトはドメインオーソリティが高く、業種・地域との関連性も高いため、Googleから評価されやすい被リンクになります。
具体的な方法:
・業界団体の会員登録をしてサイトに掲載してもらう
・商工会議所・地域の経済団体のメンバー紹介ページに記載してもらう
・地域の経済紙・Webメディアにインタビューや取材を受ける
方法⑤:他サイトへの寄稿・ゲスト記事の執筆
業界メディアや関連サイトに専門知識を持った記事を寄稿し、著者プロフィールや本文中に自社サイトへのリンクを設置してもらう方法です。寄稿先のサイトの信頼性が高いほど、得られる被リンクの価値も高くなります。
注意点:寄稿を依頼する場合は「コンテンツの質」を最優先にしてください。SEO目的のリンクを意図した「誘導的な寄稿」はGoogleのガイドライン違反になる可能性があります。「読者にとって有益な記事を書く→結果として自社サイトへのリンクが設置される」という順序が重要です。
| 📌 「被リンクを増やしたいが何から始めればいいかわからない」というお悩みはありませんか?
ウェブ担さんでは、被リンクを自然に集めやすい「質の高いコンテンツ制作」と、プレスリリース配信・SNS発信代行を含む外部対策のサポートを行っています。 |
SEO外部対策でやってはいけないNG行為——ペナルティのリスクがある施策
SEO外部対策の中には、短期的に効果があるように見えても、Googleからペナルティを受けるリスクがある「ブラックハットSEO」と呼ばれる手法があります。これらを行うと検索順位が大幅に下落したり、最悪の場合インデックスから削除されたりする可能性があります。
NG①:被リンクの売買・購入
「被リンク〇〇本を〇〇円で売ります」というサービスは、Googleの品質ガイドラインが明確に禁止している「リンクの売買」に該当します。こうした被リンクは質が低く、Googleのアルゴリズム(スパムブレイン)に検知されてペナルティの対象になります。「安くて手軽に被リンクが増やせる」サービスには必ず疑いを持ってください。
NG②:相互リンクの乱用
「お互いのサイトにリンクを貼り合う」相互リンクは、かつてはSEO外部対策として一般的でしたが、現在のGoogleのアルゴリズムではスパム的なリンクスキームとして認識されます。特に無関係なサイトとの大規模な相互リンクはペナルティのリスクがあります。自然な文脈で関連性のあるサイトとリンクを設置し合うことは問題ありませんが、SEO目的で組織的に行うことは避けてください。
NG③:低品質サイトへの大量登録
品質の低いディレクトリサイト・リンク集・無関係なブログへの大量登録で被リンクを増やそうとする手法は、Googleが「不自然なリンクパターン」として検知します。リンクの量より質を優先し、関連性・信頼性の高いサイトからの自然な被リンク獲得を目指してください。
NG④:コメントスパム
他サイトのブログコメント欄に自社サイトへのリンクを大量に貼る手法です。コメント欄のリンクはほぼnofollowであるため効果もなく、スパム行為として報告される可能性があります。
| NG行為 | Googleのペナルティリスク |
| 被リンクの売買・購入 | ★★★ 高い(明確なガイドライン違反) |
| 相互リンクの乱用(大規模・無関係サイトとの) | ★★★ 高い |
| 低品質サイトへの大量登録 | ★★☆ 中程度 |
| コメントスパム | ★☆☆ 低い(効果もほぼない) |
不自然な被リンクが付いていた場合の対処法——否認ツールの使い方
過去に業者に依頼した・知らない間に低品質サイトからリンクが貼られているなど、自社サイトに不自然な被リンクが付いている場合があります。Googleは「Search Console」を通じて「被リンクの否認」機能を提供しており、自社に不利な被リンクをGoogleに無視させることができます。
被リンクの状況確認方法
まず現在の被リンク状況を把握することから始めます。
・Googleサーチコンソール:「リンク」メニューから外部リンクの一覧を確認できます(無料)
・Ahrefs・Semrush:被リンクの詳細な分析・スパムスコアの確認ができます(有料)
・Moz Link Explorer:被リンクのドメインオーソリティ確認(一部無料)
否認ツールを使う際の注意点
Googleの被リンク否認ツールは強力ですが、使い方を誤ると正常な被リンクまで否認してしまい、SEO評価を自ら下げるリスクがあります。以下の条件に当てはまる場合のみ使用を検討してください。
・明らかに低品質・スパム的なサイトからの被リンクが大量にある
・Googleのマニュアルアクション(ペナルティ通知)が届いている
・過去に被リンクの売買を行ったことがある
迷った場合は、SEOの専門家に相談してから否認ツールを使うことをお勧めします。
SEO外部対策の効果測定——何を見て成果を確認するか
SEO外部対策は効果が出るまでに時間がかかります。被リンクを獲得してからGoogleがそれを評価し、検索順位に反映されるまで数週間〜数ヶ月かかることが一般的です。そのため、短期的な結果だけでなく、以下の指標を中長期で追うことが重要です。
確認すべき指標と使うツール
| 指標 | 何がわかるか | 確認ツール |
| 被リンク数・被リンクドメイン数 | 外部対策の進捗。リンク元の多様性 | Googleサーチコンソール・Ahrefs |
| ドメインオーソリティ(DA/DR) | サイト全体の被リンク強度の変化 | Moz・Ahrefs |
| 主要KWの検索順位推移 | 外部対策が順位に影響しているか | Googleサーチコンソール |
| 参照流入数(リファラーセッション) | 被リンクによる実際のアクセス数 | GA4 |
SEO外部対策の効果が出る目安
SEO外部対策の効果が検索順位に反映されるまでの期間はサイトの状況によって異なりますが、以下が一般的な目安です。
・被リンク獲得からGoogleの認識まで:数日〜2週間
・Googleの認識から順位変動まで:数週間〜3ヶ月
・安定した効果が見え始める:継続的な施策から3〜6ヶ月
急激な順位変動(上昇・下落)が起きた場合は、Googleのコアアルゴリズムアップデートの影響を疑ってください。Google Search Central公式ブログでアップデートの発表を確認する習慣をつけることをお勧めします。
外部対策と内部対策・コンテンツSEOは並行して進める
SEO外部対策だけを単体で進めても効果は限定的です。内部対策(サイトの技術的な設定)とコンテンツSEO(良質な記事の継続発信)が土台としてあった上で、外部対策が加わることで相乗効果が生まれます。「外部対策→内部対策→コンテンツ」という優先順位ではなく、すべてを並行して少しずつ進めることを推奨します。
中小企業がSEO外部対策を進めるための現実的なアプローチ
「被リンク獲得が重要とわかっていても、何から始めればいいかわからず放置している」——ウェブ担さんへのご相談で最も多いのがこの状況です。専任のSEO担当者がいない中小企業が、現実的に取り組めるSEO外部対策のステップを整理します。
まず取り組める3つの外部対策(費用ゼロ〜低コスト)
| 施策 | 費用目安 | 難易度 | 期待できる効果 |
| Googleビジネスプロフィールの最適化 | 無料 | 低 | ローカル検索でのサイテーション獲得 |
| 業界団体・商工会議所への登録 | 会費のみ | 低 | 高品質な関連サイトからの被リンク |
| SNSの公式アカウント開設・プロフィールにURL記載 | 無料 | 低 | サイテーション獲得・流入増加 |
外部対策を加速させる施策(コンテンツ強化)
被リンクを継続的に獲得するための最も費用対効果の高い方法は「リンクされるコンテンツを作る」ことです。つまりSEO外部対策の根本はコンテンツSEOと連動しています。
「業界の〇〇調査結果」「〇〇の完全ガイド」「よくある失敗〇選」のような、他のサイトが引用・紹介したくなる「一次情報を含む質の高いコンテンツ」を継続的に公開することで、被リンクは自然に増えていきます。逆に言えば、被リンクが全く増えないサイトはコンテンツの質・独自性に課題があることが多いです。
自社でやることと外注することの分担
| 作業 | 自社対応 | 外注が有効 |
| Googleビジネスプロフィールの更新 | ◎ | — |
| 業界団体・地域メディアへの働きかけ | ◎(自社の顔で動くべき) | — |
| プレスリリースの作成・配信 | △ネタ提供はできる | ◎ 文章作成・配信は代行可 |
| 被リンクを集めやすいコンテンツ制作 | △ 時間と知識が必要 | ◎ 専門家に依頼が効果的 |
| 被リンク状況の分析・レポート | △ ツール操作が必要 | ◎ |
| 不自然な被リンクの否認対応 | × 誤操作リスクあり | ◎ 必ず専門家に依頼 |
まとめ
SEO外部対策についてのポイントをまとめます。
・SEO外部対策とは他サイトからの被リンク(バックリンク)を獲得してGoogleの評価を高める施策。「被リンクの数」より「リンク元の質・関連性」が重要
・被リンクを自然に増やす方法は「①リンクされる価値のあるコンテンツを作る ②プレスリリース配信 ③SNS発信 ④業界団体・地域メディアへの掲載 ⑤寄稿・ゲスト記事」の5つ
・被リンクの売買・相互リンクの乱用・低品質サイトへの大量登録はGoogleのペナルティリスクがある。業者からの「被リンクを売ります」という勧誘には応じてはいけない
・効果測定はGoogleサーチコンソール・GA4で被リンク数・順位推移・参照流入を確認する。効果が出るまで3〜6ヶ月かかることを前提に継続する
・中小企業がまず取り組める施策はGoogleビジネスプロフィールの最適化・業界団体への登録・SNS公式アカウント設置の3つ。コストゼロで始められる
SEO外部対策、ウェブ担さんに相談してみてください
「被リンクが大事とは知っているが何をすればいいかわからない」「怪しい業者から勧誘が来て対処に困っている」「被リンク状況を一度診断してほしい」——どの段階でもウェブ担さんにご相談ください。プレスリリース配信代行・被リンクされやすいコンテンツ制作・被リンク分析レポートまで、SEO外部対策をトータルでサポートします。




