「Googleビジネスプロフィールは登録したが、更新が止まったままになっている」
「臨時休業や祝日営業を、反映し忘れてお客様に迷惑をかけてしまった」
「口コミへの返信が溜まっていて、何を書けばいいか分からない」
ウェブ担さんへのご相談でも、Googleビジネスプロフィールの日々の運用が追いつかない、というお悩みをお聞きすることが増えています。
結論から言うと、Googleビジネスプロフィールの運用は「情報の更新」「口コミ対応」「投稿・写真」の3つが中心で、これらは代行に任せることができます。ただし、任せる前に「管理権限(オーナー)は自社が持つ」と決めておくことが、後のトラブルを防ぐ最大のポイントです。この記事では、任せられる範囲・自社でやること・依頼の流れ・費用の目安を整理します。
更新日:2026年10月14日
MEO代行の全体像(仕組み・費用・選び方)は、こちらの記事で解説しています。この記事は、日々の「運用作業」を代行に任せる場面に絞った内容です。
「Googleビジネスプロフィール運用代行」と「MEO代行」の違い
似た言葉ですが、依頼する内容の重心が異なります。まず違いを整理しておきましょう。
| 比較項目 | Googleビジネスプロフィール運用代行 | MEO対策代行 |
| 主な目的 | 日々の更新・口コミ対応など「運用作業」を止めない | Googleマップでの表示を改善し、集客を増やす |
| 作業の中心 | 情報更新・投稿・写真・口コミ返信 | 上記に加え、順位の確認・競合分析・改善提案 |
| 向いている会社 | 施策は分かっているが、作業の時間が取れない | 何を改善すべきか分からず、成果も伸び悩んでいる |
実際には、この2つは重なる部分が大きく、サービスによって呼び方が異なることも多いです。大切なのは、名前よりも「どの作業が含まれているか」を確認することです。
Googleビジネスプロフィールで、日々発生する運用タスク
登録後に発生する作業を、頻度別に整理しました。放置するとどんな問題が起きるかも、あわせて確認してください。
| 頻度 | タスク | 放置すると起きること |
| 随時 | 営業時間・臨時休業・祝日営業の更新 | 来店したら休みだった、という不満や低評価の口コミにつながる |
| 随時〜週1 | 口コミへの返信 | 返信のないお店という印象になり、信頼感が下がる |
| 随時 | メニュー・サービス・料金の更新 | 古い料金を見たお客様との間でトラブルになる |
| 月1回〜 | 写真の追加 | 現在の様子が伝わらず、競合に見劣りする |
| 月1〜2回 | 投稿(お知らせ・新メニュー・キャンペーンなど) | 更新が止まっている印象になり、情報の鮮度が落ちる |
| 月1回 | パフォーマンスの確認(表示回数・通話・ルート検索など) | 効果の有無や、改善点に気づけない |
| 数ヶ月に1回 | ホームページ・他サイトとの情報の食い違いチェック | 表記の不一致が、評価や来店時の混乱の原因になる |
| 随時 | 第三者からの「情報の修正提案」の確認 | 誤った情報に書き換えられたまま気づかない |
ご相談で特に多いのは、「祝日や臨時休業の反映漏れ」です。小さなことのようで、来店前に確認したお客様の信頼を損ねやすい部分です。
代行に任せられること/自社でやること
運用代行を使う場合でも、すべてを丸投げにできるわけではありません。役割分担を整理しておくと、依頼後のやり取りがスムーズになります。
| 代行に任せられること | 自社でやること |
| 基本情報の整備・更新(営業時間、カテゴリ、説明文) | 臨時休業・営業時間変更の「決定」と、代行への連絡 |
| 口コミ返信文の作成・投稿 | 返信の方針決め、判断が必要な口コミの確認 |
| 投稿の作成・公開 | お知らせ・キャンペーン内容の提供と、最終確認 |
| 写真の選定・登録・整理 | 写真素材の撮影・提供 |
| パフォーマンスの確認・月次報告 | 数字を見て、来店や予約の変化と照らし合わせる |
| ホームページとの情報の食い違いチェック | オーナー権限の保持・管理(後述) |
特に、「臨時休業や価格などの決定」と「写真の提供」は、お店側でしかできない作業です。ここを素早く連絡できる体制が、代行を活かすポイントになります。
口コミ返信の考え方|型と、避けたい表現
口コミへの返信は、投稿した本人だけでなく、これからお店を探す人も読んでいます。返信の質が、お店の印象を左右します。
高評価の口コミへの返信の型
①お礼を伝える ②口コミの内容に具体的に触れる ③また来てほしい気持ちを添える、の3点が基本です。定型文のコピーだけでなく、口コミで触れられた内容(メニュー名、スタッフの対応など)に一言触れると、丁寧な印象になります。
低評価の口コミへの返信の型
①ご不快な思いをさせたことへのお詫び ②事実関係の確認と、改善への姿勢 ③詳しい話を聞くための連絡先、の順に落ち着いて書きます。感情的な反論や、他のお客様が特定できるような内容の記載は避けましょう。
返信で避けたいこと
・個人が特定できる情報(来店日時や氏名、具体的な状況など)を書く
・低評価に対して、反論や言い訳に終始する
・全ての口コミに、まったく同じ文章を返す
・医療や法律に関わる業種で、効果や結果の保証と受け取れる表現を使う(広告規制に注意)
なお、事実と異なる内容やルール違反の口コミは、Googleに報告することができます。ただし、削除するかどうかはGoogleが判断するため、「低評価の口コミを必ず消せる」わけではない点は理解しておきましょう。
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依頼前に決めておく最重要事項|管理権限(オーナー)は自社が持つ
運用代行を依頼するときに、最も見落とされやすく、後から大きな問題になりやすいのが「管理権限」です。
起きがちなトラブル
代行会社が、自社のアカウントでビジネスプロフィールを新規に作成・管理してしまうと、解約や乗り換えの際に、管理権限を失ってしまうことがあります。その結果、口コミやこれまでの運用の蓄積ごと、手放さざるを得なくなるおそれがあります。
基本の考え方
自社のGoogleアカウントを「オーナー」とし、代行会社には作業に必要な権限(管理者など)だけを付与するのが基本です。これなら、契約が終わったときも、権限を外すだけで済みます。
| 確認項目 | 確認する内容 |
| オーナーは誰か | 自社のGoogleアカウントがオーナーになっているか |
| アカウントは個人名義か | 特定の担当者の個人アカウントだけに依存していないか(退職時に困る) |
| 複数人で管理できるか | 経営者や別の担当者も、管理者として登録されているか |
| 解約時の権限の扱い | 契約書に、権限の返還・引き継ぎ方法が明記されているか |
この問題は、Googleビジネスプロフィールに限らず、ホームページやサーバーの管理でも同じです。「ログイン情報を知っている人がいなくなった」というトラブルは、担当者が変わるタイミングで起こりやすいため、あわせて引き継ぎの整理もしておきましょう。
運用代行の進め方|依頼から運用開始までの流れ
| ステップ | 内容 |
| ①ヒアリング・現状確認 | 現在のプロフィールの状態、オーナー権限、悩みを確認する |
| ②権限の設定 | 自社をオーナーとしたまま、代行会社に必要な権限を付与する |
| ③初期整備 | カテゴリ・説明文・営業時間・メニュー・写真などを整える |
| ④運用ルールの共有 | 臨時休業などの連絡方法、口コミ返信の方針、確認の流れを決める |
| ⑤月次運用・報告 | 更新・投稿・口コミ返信を行い、月次で結果と実施内容を報告する |
③の初期整備と④のルール共有を丁寧に行うほど、運用開始後のやり取りが減り、お店側の負担も軽くなります。
費用の目安|更新作業を中心に任せる場合
MEO対策代行の費用は、月額2〜10万円が中小企業向けの相場とされています。更新・口コミ返信といった「運用作業」を中心に任せる場合は、順位の分析や競合対策まで含む場合に比べて、相場の下限寄りになることが一般的です。
ただし、店舗数・口コミの件数・投稿の頻度・撮影の有無によって金額は変わります。「どこまでを任せるか」を決めた上で、含まれる作業の内訳を確認しながら見積もりを比べてください。費用の内訳の読み方や、確認したい7つの質問は、こちらの記事で詳しく解説しています。
ホームページ運用とまとめて任せるという選択
Googleビジネスプロフィールで来店を考えたお客様は、最後にホームページを見て判断します。地図の情報とホームページの情報がズレていると、せっかくの来店意欲を逃してしまいます。
ウェブ担さんでは、MEO対策(Googleビジネスプロフィールの管理・投稿更新・口コミ対策)を、ホームページ更新やSNS運用とまとめて、月額定額で対応しています。「営業時間を変えたとき、ホームページとGoogleマップの両方を直すのが大変」という場合は、ぜひご相談ください。
よくある質問
Q. Googleビジネスプロフィールの運用は、自分でもできますか?
A. できます。情報の更新・写真の追加・口コミ返信は、自社でも行える作業です。まず自社で試し、更新が続かない・返信が溜まるといった場合に、代行を検討するのが現実的な順番です。
Q. 複数店舗でも依頼できますか?
A. 可能です。店舗ごとの情報を一元管理できるため、情報の食い違いを防ぎやすくなります。店舗数によって費用が変わるため、見積もりで確認してください。
Q. 低評価の口コミを、代行会社が削除してくれますか?
A. 事実と異なる内容やルール違反の口コミは、Googleに報告できます。ただし、削除するかどうかはGoogleの判断になるため、代行会社でも「必ず削除できる」とは言えません。誠実な返信で対応するのが基本です。
Q. すでに他社が管理しているプロフィールを、引き継げますか?
A. 可能です。現在のオーナー権限の状況を確認した上で、自社をオーナーとする形に整理します。前の管理者と連絡が取れない場合は、状況を伺った上でご案内します。
まとめ
最後に、この記事のポイントを整理します。
・Googleビジネスプロフィールの運用は「情報の更新」「口コミ対応」「投稿・写真」が中心で、代行に任せられる
・運用代行は日々の作業の継続が目的、MEO代行は順位の改善や分析まで含む。名前より「含まれる作業」を確認する
・臨時休業・価格の決定や、写真の提供など、お店側でしかできない作業は自社に残る
・最も重要なのは、管理権限(オーナー)を自社が持つこと。代行会社には作業に必要な権限だけを付与する
・費用は月額2〜10万円が相場。更新作業中心なら下限寄りだが、内訳を確認して比べる
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この記事の執筆者

藤田 真季|ウェブ担さん・マーケティング担当
国立大学卒業後、某大手アパレルメーカーの総合職として店舗運営を経験後、EC業界に転身。顧客視点に立ちながらCVR改善やCRMなど幅広く経験し、実績を積む。その後株式会社アイデアランプに参画し、「定額制Web運用代行サービス|ウェブ担さん」のディレクター兼マーケターに就任。コストを抑えながら高品質なWeb運用支援を提供し、多くの企業のマーケティング課題やWeb業務効率化に向けて支援している。








