「WordPressとMovable Type、何が違うのかわからない」
「ヘッドレスCMSという言葉を聞いたが、自社に必要なのか判断できない」
「ノーコードで作ったサイトのままでいいのか不安」
ウェブ担さんへのご相談でも、CMS選びに関するこうした疑問をよくお聞きします。
結論から言うと、CMSは種類によって「自由に手を加えられる度合い」と「使いやすさ・分かりやすさ」のバランスが違っていて、中小企業の多くは「使いやすさ・分かりやすさ」を優先した方がうまくいきます。この記事では、代表的なCMSの特徴を、専門用語をできるだけ使わずに比較しながら、選び方を解説します。
更新日:2026年9月8日
CMSの主要タイプ、比較一覧
| 種類 | 代表的なもの | お金のかかり方 | 使いやすさ |
| オープンソース型 | WordPress | 無料(サーバー代だけかかる) | ◎(詳しい人・会社が多い) |
| パッケージ型 | Movable Type | 利用料がかかる | ○(作った会社に相談できる) |
| ヘッドレス型 | 各種ヘッドレスCMS | 仕組みによる | △(専門的な知識が必要) |
| ノーコード型 | Wix、STUDIO、ペライチなど | 月々の利用料が多い | ◎(操作はとても簡単) |
WordPressの特徴
世界中で一番よく使われているCMSで、日本の中小企業のホームページも、多くがこのWordPressで作られています。
良いところ
無料で使えて、しかも「WordPressなら分かります」という制作会社・運用代行会社がとても多いです。困ったときに相談できる相手を見つけやすいのは、大きな安心材料です。機能を後から付け足す(プラグインを追加する)のも簡単です。
気をつけたいところ
自由に手を加えられる分、いろいろな機能(プラグイン)を組み合わせていると、相性が悪くて不具合が起きることがあります。放っておくと、セキュリティ面でも危険な状態になりやすいので、定期的なお手入れ(保守)が必要です。
Movable Typeの特徴
日本の会社でも一定数使われているCMSです。
良いところ
ページをあらかじめ作っておいてから公開する仕組みのため、表示のスピードが速く、外部から攻撃されにくいという特徴があります。お金を払っている分、作った会社に直接サポートしてもらえるという安心感もあります。
気をつけたいところ
利用するのにお金がかかりますし、WordPressに比べると「Movable Typeなら分かります」という会社の数は少なくなります。
ヘッドレスCMSの特徴
「文章や写真を入れる場所」と「それを画面にどう見せるか」を、あえて別々に分けて作る仕組みのCMSです。
良いところ
ホームページだけでなく、スマホアプリなど別の場所にも同じ文章・写真を使い回しやすい、という特徴があります。
気をつけたいところ
仕組みを作るのにも、日々の運用にも、専門的な技術者の力が必要です。「Web担当者がいない」という中小企業にとっては、正直ハードルが高めの選択肢です。
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ノーコード型(Wix、STUDIO、ペライチなど)の特徴
プログラムの知識がいっさいなくても、画面をマウスでクリックしたりドラッグしたりするだけでホームページを作れるタイプです。
良いところ
感覚的な操作で更新できるので、個人事業主の方や小さな会社が、自分たちだけでホームページを始めやすいという特徴があります。
気をつけたいところ
サービスによっては、更新や困りごとの相談を引き受けてくれる運用代行会社が見つかりにくいことがあります。多くの運用代行会社はWordPressを前提にしているため、「ノーコードで作ったサイトなのですが、お願いできますか」というご相談を、実際によくいただきます。
中小企業はどれを選ぶべきか
Web担当者が不在、または兼任の中小企業の場合、次の観点で選ぶことをおすすめします。
・対応できる運用代行会社の選択肢が多いか(依頼先に困らないか)
・情報や事例が豊富で、トラブル時に解決策を見つけやすいか
・将来的にサイトを拡張・改修する余地があるか
これらの観点から見ると、対応会社・情報量の多さの面で、WordPressが選びやすい選択肢になるケースが多いです。
すでにあるサイトのCMSを変えるべきか
今使っているCMSに不便を感じていても、変更(移行)には一定の費用と手間がかかります。以下に当てはまる場合は、変更を検討する価値があります。
・今のツールでは、依頼できる運用代行会社が見つからない
・サービス自体の終了・仕様変更のリスクが心配
・将来的にサイトを大きく拡張する予定がある
逆に、今の運用に大きな不満がなければ、無理に変更する必要はありません。
よくある質問
Q. ノーコードで作ったサイトでも、運用代行を依頼できますか?
A. サービスによって対応可否が異なります。まずは今お使いのツールをお伝えの上ご相談ください。
Q. CMSの移行にはどれくらい費用がかかりますか?
A. サイトの規模やページ数によって大きく異なります。まずは現状のサイトを確認した上でお見積りします。
Q. どのCMSが自社に合うか判断できません
A. 現在の運用状況やお困りごとをお聞かせいただければ、判断のお手伝いをいたします。
まとめ
最後に、この記事のポイントを整理します。
・CMSは種類によって「自由度」と「運用のしやすさ」のバランスが異なる
・WordPressは対応会社・情報量が多く、中小企業には選びやすい選択肢
・ヘッドレスCMSは柔軟性が高い分、専門知識が必要
・ノーコード型は始めやすい一方、運用代行を依頼できる先が限られることがある
・CMSの変更は、依頼先が見つからない・サービス終了リスクがあるなどの場合に検討すればよい
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この記事の執筆者

藤田 真季|ウェブ担さん・マーケティング担当
国立大学卒業後、某大手アパレルメーカーの総合職として店舗運営を経験後、EC業界に転身。顧客視点に立ちながらCVR改善やCRMなど幅広く経験し、実績を積む。その後株式会社アイデアランプに参画し、「定額制Web運用代行サービス|ウェブ担さん」のディレクター兼マーケターに就任。コストを抑えながら高品質なWeb運用支援を提供し、多くの企業のマーケティング課題やWeb業務効率化に向けて支援している。



