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ホームページのアクセスが急に減った…原因を切り分ける7つのチェック

「先月に比べて、ホームページのアクセスが急に減ってしまった」
「SEOの順位が落ちたのか、サイトの不具合なのか、切り分け方が分からない」
「社長から理由を聞かれたが、何と答えればいいのか分からない」

ウェブ担さんへのご相談でも、アクセスが減ったが原因が分からず、対策を打てずにいるというお悩みをよくお聞きします。

結論から言うと、アクセスが減ったときは、対策を打つ前に「本当に減っているのか」「いつから・どこが減ったのか」を確認することが先です。順番に切り分ければ、原因の多くは、次の7つのどれかに当てはまります。この記事では、確認の順番と、ウェブ担さん自身の連休中の実測データをあわせて解説します。

更新日:2026年10月15日

アクセス解析を外部に任せる場合の費用や選び方は、こちらの記事で解説しています。この記事は、その中でも「アクセスが減ったときの原因の切り分け」に絞った内容です。

まず知っておきたい|アクセスが減る原因は大きく3種類

原因を探す前に、全体像を整理しておきましょう。アクセスが減る原因は、大きく3つに分けられます。

 

種類 内容 対策の必要性
①実際には減っていない 計測の不具合で、数字が減って見えているだけ 計測の修正が必要(サイトの対策は不要)
②外的な要因 連休・季節・需要の変化など、自社では動かせない要因 基本的に様子見でよい場合が多い
③サイト側の要因 検索順位の低下、サイトの不具合、更新の停滞など 原因に応じた対策が必要

 

慌てて「SEO対策をしなければ」と動く前に、①と②でないかを確認するのが、遠回りに見えて一番の近道です。

【実測】ウェブ担さんのサイトは、連休中にアクセスが約半分になりました

ウェブ担さん自身のサイトの、2026年9月の数字を紹介します。9月19日〜23日はシルバーウィーク(5連休)でした。

 

期間 1日あたりのセッション数 うち、ブックマークなどの直接訪問
連休中(9/19〜9/23の5日間) 約31 約8
それ以外の25日間 約60 約16

 

連休中は、1日あたりのセッション数が、通常の約半分まで落ち込みました。特に、ブックマークなどからの直接訪問は、ほぼ半減しています。法人の担当者が、休暇中はサイトを見に来る機会が減ったことが、一因と考えられます。2026年9月は、月全体の数字も前月より下がりましたが、その一因は連休の影響でした(ただし、休暇の影響だけで、すべてを説明できるわけではありません)。

 

なお、これは当サイト(法人向けサービス)の実測値です。業種やサイトによって、連休の影響の大きさは異なります。自社の過去データと比べて、傾向をつかんでみてください。

原因を切り分ける7つのチェック

次の順番で、一つずつ確認してください。上から順に潰していくことで、対策の無駄打ちを防げます。

チェック①|いつから、どこが減ったのかを特定する

まず、GA4の日別のグラフで、減少のタイミングを確認します。

 

・特定の日に、急に落ちていないか(その日に、サイトの変更・サーバーの障害・広告の停止などがなかったか)
・じわじわと、数週間かけて減っているのか
・サイト全体が減っているのか、特定のページだけが減っているのか
・前月だけでなく、前年の同じ月と比べてどうか(GA4には、期間を比較する機能があります)

 

「特定の日から急に落ちた」なら、その日に何があったかを調べるだけで、原因が分かることが少なくありません。「じわじわ減っている」なら、検索順位や需要の変化が疑われます。

チェック②|計測が壊れていないか確認する

実際には減っていないのに、計測の問題で数字が減って見えることがあります。次のような変更の後は、特に注意が必要です。

 

・ホームページのリニューアル、テーマ・デザインの変更
・サーバーの移行、プラグインの更新・入れ替え
・Cookieの同意バナーの導入
・計測の除外設定の追加

 

確認の方法は、GA4のリアルタイムレポートを開いた状態で、自分でホームページを開き、数字が動くかを見ることです。あわせて、Googleサーチコンソールのクリック数や、実際の問い合わせ件数と見比べて、極端にずれていないかを確認します。計測の設定に不安がある場合は、こちらの記事も参考にしてください。

チェック③|季節・曜日・連休の影響でないか

先ほどの実測データのとおり、連休や長期休暇は、アクセスに大きく影響します。

 

・法人向けのサイトは、連休・お盆・年末年始に減りやすい
・個人向けのサイトは、業種ごとの繁忙期・閑散期がある
・月末や月初で、曜日の数が違うだけでも、月の合計は変わる

 

前月と比べるだけでなく、前年の同じ月と比べることで、季節要因かどうかを見分けられます。前年も同じ時期に減っているなら、慌てる必要はありません。

チェック④|どの流入元が減ったのかを確認する

GA4のチャネル別のレポートで、どこからの流入が減ったのかを確認します。

 

減った流入元 考えられる原因
検索(Organic Search) 検索順位の低下、検索需要の減少、リニューアル後の順位変動
直接訪問(Direct) 連休・休暇、既存のお客様の訪問が減った、計測の問題
広告(Paid Search など) 広告の停止、予算の削減、入札・配信設定の変更
他サイトからのリンク(Referral) リンク元の記事の削除、掲載の終了
SNS(Organic Social) 投稿の頻度の低下、運用の停止

 

どの流入元が減ったかが分かれば、次に疑うべきことが、大きく絞り込めます。

チェック⑤|検索順位・表示回数を確認する(サーチコンソール)

検索からの流入が減っている場合は、Googleサーチコンソールの「検索パフォーマンス」で、次の3つを確認します。

 

・表示回数が減っている → 検索順位の低下、または、そもそも検索される回数の減少
・表示回数は同じなのに、クリックが減っている → タイトルの魅力低下、検索結果上でのAIによる要約など、クリックされにくくなった可能性
・平均掲載順位が下がっている → 競合の増加、Googleの更新、サイトの評価の変化

 

リニューアル後に順位が落ちた場合の対処は、こちらの記事で解説しています。

また、AI検索の広がりによって、「調べても、サイトをクリックしない」ケースが増えているとも言われます。特に、「〇〇とは」のような知識を調べる検索では、影響を受けやすい傾向があります。影響の大きさは、業種やキーワードによって異なります。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

チェック⑥|サイトに不具合が起きていないか確認する

サイトそのものの問題で、訪問者が来られなくなっていることもあります。

 

・ホームページが表示されない、エラーが出る(サーバー契約・ドメイン・SSL証明書の期限切れなど)
・表示が極端に遅い
・検索結果に表示されないようになっている(誤った設定で、検索に載せない指示が入っていることがある)

 

自分のスマホやパソコンで、実際にサイトを開いて、問題なく表示されるかを確認してみてください。表示されない場合の確認手順は、こちらの記事で解説しています。

チェック⑦|更新が止まっていないか、情報が古くなっていないか

原因が見当たらない場合は、ホームページの更新状況を振り返りましょう。

 

・半年以上、新しい記事やお知らせを更新していない
・料金・サービス内容などが、古いまま残っている
・以前は上位だった記事が、情報が古くなり、新しい競合の記事に抜かれている

 

更新の停滞は、時間をかけて、じわじわと順位とアクセスを下げていく原因になります。ホームページを放置するリスクは、こちらの記事で解説しています。

 

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症状から原因を探す|早見表

症状 まず疑うこと 確認する場所
ある日を境に、急に半分以下になった 計測タグの消失、サイトの不具合、広告の停止 リアルタイム/サイトの表示/広告の管理画面
連休・年末年始の前後で減った 季節・休暇の影響 前年の同じ期間との比較
検索からの流入だけが、じわじわ減っている 検索順位の低下、更新の停滞、競合の増加 サーチコンソールの検索パフォーマンス
表示回数は同じだが、クリックが減った タイトルの魅力低下、AIの要約によるクリック減 サーチコンソール(クリック率・クエリ別)
リニューアル直後から減った URL変更・リダイレクト漏れ、順位変動 サーチコンソール/サイトのURL構成
アクセスは減ったが、問い合わせ数は変わらない 質の低いアクセスが減っただけの可能性 GA4の成果(問い合わせ数)の推移

 

「減っても、慌てなくていい」ケース

次のような場合は、すぐに対策を打つ必要はありません。

 

・前年の同じ時期も、同じように減っている
・連休明けに、数字が回復している
・アクセスは減ったが、問い合わせ数・成約数は変わっていない

 

アクセス数は、あくまで「入口」の数字です。最終的に確認したいのは、問い合わせなどの成果が変わっているかどうかです。

原因が分かったら|次の一手と優先順位

原因 まずやること 目安
計測の不具合 タグ・設定を修正し、テストで確認する すぐ(最優先)
サイトの不具合 原因を特定して復旧する。再発防止の体制を整える すぐ(最優先)
季節・連休の影響 様子を見る。前年同月と比べて記録しておく 1〜2週間後に再確認
検索順位の低下 順位が落ちたページを特定し、内容の見直し・更新を行う 継続して数ヶ月
更新の停滞 古い情報の修正と、定期更新の仕組みづくり 継続

 

原因が検索順位の低下だと分かった場合の、記事の見直し方は、こちらの記事で解説しています。

再発防止|月1回の「定点観測」を習慣にする

アクセスの減少に早く気づくために、月に1回、同じ日に、次の3つの数字を記録しておくのがおすすめです。

 

①アクセス数(セッション数)
②問い合わせ数などの成果
③検索の表示回数・クリック数(サーチコンソール)

 

前月と前年同月を並べて見る習慣があれば、異常に早く気づけるだけでなく、「これは連休の影響」と、自信を持って社内に説明できるようになります。

切り分けが難しいときは|専門家に任せる方法もある

「複数の原因が重なっていて、どれが主因か分からない」「GA4やサーチコンソールの見方に自信がない」という場合は、アクセス解析や、ホームページの運用を、専門家に任せる方法があります。

 

ウェブ担さんでは、ホームページの更新や保守とあわせて、月次の数字の確認や、変化があったときの原因の整理もご相談いただけます。「アクセスが減ったが、何から手をつければいいか分からない」という段階から、お気軽にご連絡ください。


よくある質問

Q. 前月比で何%減ったら、問題と考えるべきですか?

A. 一律の基準はありません。業種や季節、サイトの規模によって変動の幅が異なるためです。前月だけでなく、前年の同じ月や、問い合わせ数などの成果もあわせて確認することをおすすめします。

Q. 連休でアクセスはどれくらい減りますか?

A. サイトによって異なります。ウェブ担さんのサイト(法人向けサービス)では、2026年9月の5連休中、1日あたりのセッション数が、通常の約半分になりました。自社の過去の連休時の数字を確認しておくと、目安がつかめます。

Q. GA4とサーチコンソールで、数字が違うのはなぜですか?

A. 計測しているものが違うためです。GA4は「サイトを訪れた人の行動」を、サーチコンソールは「検索結果での表示や、クリックの状況」を見ています。数字が完全に一致することは、基本的にありません。どちらも、傾向を見るために使いましょう。

Q. 原因が分かる前に、SEO対策を依頼してもよいですか?

A. おすすめしません。計測の不具合や、季節要因、サイトの不具合が原因の場合、SEO対策では解決しないためです。まず原因を切り分けてから、必要な対策を選ぶ順番が効率的です。

まとめ

最後に、この記事のポイントを整理します。

 

・アクセスが減ったときは、対策の前に「本当に減っているか」「いつから・どこが減ったか」を確認する
・原因は「実際には減っていない(計測)」「外的要因(連休・季節)」「サイト側の要因」の3種類
・確認する7つは「時期と範囲」「計測」「季節・連休」「流入元」「検索順位」「サイトの不具合」「更新の停滞」
・ウェブ担さんのサイトでは、5連休中に1日あたりのセッション数が約半分になった。前年同月との比較が重要
・アクセスだけでなく、問い合わせ数などの成果で判断し、月1回の定点観測を習慣にする

 

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この記事の執筆者

藤田真季

藤田 真季|ウェブ担さん・マーケティング担当

国立大学卒業後、某大手アパレルメーカーの総合職として店舗運営を経験後、EC業界に転身。顧客視点に立ちながらCVR改善やCRMなど幅広く経験し、実績を積む。その後株式会社アイデアランプに参画し、「定額制Web運用代行サービス|ウェブ担さん」のディレクター兼マーケターに就任。コストを抑えながら高品質なWeb運用支援を提供し、多くの企業のマーケティング課題やWeb業務効率化に向けて支援している。

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