Home

>

Web運用・デジタル業務のお役立ち記事一覧

>

ホームページ運用

>

他社が作ったホームページの保守だけ依...

他社が作ったホームページの保守だけ依頼したい|移管の手順・期間・注意点

「今のデザインは気に入っているので、作り直しはせず、保守だけ頼みたい」
「制作会社に連絡しても、返信が遅くて、更新が進まない」
「リニューアルは別の会社に頼む予定だが、保守は別に依頼したい」

ウェブ担さんへのご相談でも、他社が作ったホームページの「保守だけ」を依頼したい、というお問い合わせをよくいただきます。

結論から言うと、他社が作ったサイトでも、保守だけを別の会社に依頼することはできます。多くの場合、サイトの作り直しは不要です。成否を分けるのは、必要な情報をそろえ、前任の会社に確認すべきことを確認するという準備です。この記事では、移管の流れ、そろえる情報、期間が延びる原因、見積もりの注意点を解説します。

更新日:2026年10月19日

担当者の退職・異動によるホームページ管理の引き継ぎは、こちらの記事で解説しています。この記事は、「保守を担当する会社を替える(または初めて依頼する)」場面に絞った内容です。

【相談事例】「保守だけ」を依頼したいご相談の実際

ウェブ担さんにいただいた、実際のご相談を、内容を一般化してご紹介します。

事例①|複数サイトをまとめて保守したい(リニューアルは別会社)

複数のドメインにまたがる、合計9つのサイトの保守について、ご相談いただいた例です。

 

・本体サイトと関連サイトを、まとめて1つの契約として対応することになった
・本体サイトのリニューアルは別の会社が担当予定のため、保守の契約には含めない。ただし、リニューアル後に発生する軽微な修正は、保守の契約内で対応する、という整理になった
・本番環境への直接更新のリスクを避けるため、テスト(ステージング)環境の用意をおすすめした。既存の環境があるかどうかは、前任のご担当の会社に確認していただいた
・契約前に、サーバーの情報、FTPの情報、対象サイトのURL一覧、テスト環境の有無をお送りいただく形で進めた
・見積もりについては、実際のサイトデータ(バックアップの容量や、WordPress・PHPのバージョンの違いなど)を確認した結果、想定より作業量が大きく異なる場合は、別途ご相談することもお伝えした

事例②|前任の制作元との保守契約がない状態だった

地域でWebサイトを運営する団体様の例です。前任のご担当者が退職し、制作元との保守運用の契約も、現在は結ばれていない状態でした。団体様は、まず制作元に、現在のサイトの状況と保守の範囲を確認することから始め、その結果を踏まえて、保守の内容を改めて検討されました。

事例③|サーバーの管理画面と、CMSの更新の関係が分からない

保守をご検討中のご担当者様から、「サーバーの管理画面と、CMSの更新が、どう関係しているのかが分からない」というお話もありました。保守の依頼先を選ぶときは、こうした仕組みを、図などで分かりやすく説明してくれるかどうかも、判断の材料になります。

「保守だけ移す」とは、何を移すことなのか

「保守を移す」といっても、3つのパターンがあります。どれに当てはまるかで、必要な作業と期間が変わります。

 

パターン 内容 作業の大きさ
①保守の担当だけを替える サイトもサーバーも今のまま。更新・管理を行う会社だけを替える 小さい(権限の付与と情報の共有が中心)
②サーバーも移す サイトのデータを、別のサーバーに引っ越す 中(移設作業と動作確認が必要)
③サイトを作り直す デザインや構成を一新する(リニューアル) 大きい

 

「作り直さずに保守だけ頼みたい」というご要望は、基本的に①にあたります。②は、現在のサーバーの管理権限が得られない場合などに必要になります。③のリニューアルは、保守とは別の話として切り分けて考えます。

移管の前にそろえる情報・準備物

保守を依頼する側が、事前にそろえておくと話が早い情報は、次のとおりです。ご相談の中で、実際にご案内しているものも含まれています。

 

準備物 何のために必要か 分からないとき
サーバーの情報 契約先・プラン・管理画面の確認。保守の対象範囲を決める 契約書・請求書を確認する。前任の会社に問い合わせる
FTPの情報 サイトのファイルに、アクセスして作業するため 前任の会社に、情報の共有を依頼する
ドメインの情報 登録会社・契約者の名義・更新期限の確認 ドメインの登録情報から、調べられる場合がある
CMSの管理者アカウント 更新・修正を行える状態にするため 前任の会社に、管理者権限の発行を依頼する
対象サイトのURL一覧 保守するサイトの範囲と、作業量を確定するため 社内で、公開中のサイトを洗い出す
テスト環境の有無 更新の安全性に関わる。無ければ用意を検討する 前任の会社に確認する
前任との保守契約の内容 解約の条件や、予告期間の確認。そもそも契約があるのかの確認 契約書を探す。無ければ、前任に確認する

 

すべてがそろっていなくても、依頼は可能です。分からない項目は、「分からない」と伝えたうえで、調査から一緒に進める形が一般的です。ログイン情報や契約情報がまったく分からない場合の整理の仕方は、冒頭でご紹介した引き継ぎの記事でも解説しています。

お問い合わせから12時間以内に担当者からご連絡!
保守の移管について相談する

 

移管の流れ|6つのステップ

ステップ 内容
①相談・現状のヒアリング サイトの状況、困りごと、依頼したい範囲を共有する
②必要情報の依頼リストを受け取る サーバー・FTP・URL一覧・テスト環境の有無などの、依頼リストが届く
③前任の会社に確認する 不足している情報や、テスト環境の有無を、前任の会社に確認する
④見積もり・契約 確認できた情報をもとに、見積もりと契約内容を確定する
⑤情報共有・権限の移行 打ち合わせで、連絡手段や運用ルールを決め、必要な権限を付与する
⑥運用開始 保守・更新の作業を開始する

 

先ほどの事例①では、打ち合わせの月内の運用開始を目指して、この流れで進めました。ただし、これはあくまで一例です。実際の進み方は、前任の会社からの情報提供の速さに、大きく左右されます。

 

なお、前任の会社との間で、すでに「対応が遅い」「何をしてくれているか分からない」という不満がある場合は、乗り換えを検討するサインかもしれません。判断の目安は、こちらの記事で解説しています。

期間の目安と、期間が延びる原因

移管にかかる期間は、サイトの数や状況によって異なります。ここでは、期間を左右する要因を整理します。

 

期間が延びる原因 対策
前任の会社の返信が遅い 依頼する項目を、一度にまとめて書面で送る。期限を添える
ログイン情報や契約情報が不明 契約書・請求書・ドメインの登録情報から、先に調べる
契約者の名義が前任の会社や個人になっている 名義変更や、権限の付与の手続きを、早めに相談する
テスト環境がなく、用意が必要 用意の方法(サーバーの機能、または保守会社に依頼)を、最初に決めておく
サイトの数が多い、バージョンの差が大きい 先に実際のサイトデータを確認してもらい、作業量を見積もってもらう

 

情報がそろっていれば、短期間で運用を開始できるケースもあります。逆に、前任の会社からの回答待ちが長引くと、その分、全体の期間も延びます。「いつまでに運用を始めたいか」を、最初に依頼先に伝えておくと、必要な情報の優先順位をつけやすくなります。

 

テスト環境の要否の判断基準は、こちらの記事で詳しく解説しています。

前任の会社への連絡のしかた|角を立てない文面の例

「前任の会社に、乗り換えを伝えにくい」という声もよく聞きます。必要な情報を確認するだけであれば、「サイトの管理体制を、社内で整理している」という理由で、依頼して問題ありません。

 

【文面の例】
「いつもお世話になっております。このたび、当社のホームページの管理体制を、社内で整理しております。つきましては、下記の項目について、ご教示いただけますでしょうか。①ドメインの登録会社と契約者の名義 ②サーバーの契約先と契約者の名義 ③CMSの種類と、管理者アカウントの発行の可否 ④テスト環境の有無 ⑤現在の保守契約の有無と、その内容。お忙しいところ恐れ入りますが、〔〇月〇日〕までにご回答いただけますと幸いです。」

 

契約を解約するかどうか、解約の条件や予告の期間は、別の話です。解約を考えている場合は、契約書を確認したうえで、次のステップで進めます。解約の進め方については、こちらの記事が参考になります。

見積もりと契約の注意点

注意点 確認すること
見積もりが変わる可能性 サイトの実データを確認した結果、作業量が想定と異なる場合に、別途相談となるかどうか
保守に含まれる範囲 サーバー保守、WordPressやプラグインの更新、脆弱性対応、軽微な修正の範囲(回数制限の有無)
対象外になる作業 リニューアルや大幅な改修は、別契約・別見積もりとなるのが一般的
追加費用のかかる場面 修正のたびに別途見積もりになる契約か、あらかじめ範囲が決まっているか
連絡手段と対応のスピード 依頼の方法(メール・チャット・電話)と、対応までの目安

 

特に、「軽微な修正」の範囲は、会社によって定義が異なります。修正のたびに追加費用が発生しないかを、契約前に確認しておきましょう。

また、移管と同時に、サイトのセキュリティ状態を把握しておくことも大切です。引き継ぐ前に、どの項目を確認すればよいかは、こちらの記事で整理しています。

他社制作のサイトの保守は、ウェブ担さんJr.で月額5,000円から

「作り直しはせず、保守だけを任せたい」という方には、ホームページの保守管理に特化した「ウェブ担さんJr.」が対応しています。他社が作ったサイトの乗り換えにも対応しています。

 

・初期費用0円、月額5,000円から(更新・改修の回数は無制限)
・専任の担当者が、基本1営業日以内に更新
・ドメイン・サーバーの管理
・バグ修正・障害発生時の対応、基本的なセキュリティ対策
・LINE・メール・電話で依頼できる

 

「前の会社に連絡しても、返信が遅い」「何をしてもらっているのか分からない」といったお悩みが、きっかけになることが多いサービスです。移管にあたって、どの情報が必要か分からない段階からでも、ご相談ください。

月額5,000円〜保守管理をお任せ!
ウェブ担さんJr.に相談する

 

よくある質問

Q. 前任の会社に黙って、保守を別の会社に依頼してもいいですか?

A. 前任の会社と保守契約がある場合は、契約の内容(解約の条件や予告の期間)を確認する必要があります。また、サーバーの情報などを前任の会社から共有してもらう場面も多いため、「管理体制の整理」として、必要な情報の確認を先に進めるのが一般的です。

Q. 前任の会社と連絡が取れない場合は、どうすればいいですか?

A. ドメインの登録情報や、契約書・請求書から、サーバーやドメインの契約状況を調べられる場合があります。状況をお伺いしたうえで、調査の方法をご案内します。

Q. 保守だけ頼む場合、サーバーも移さないといけませんか?

A. 必ずしも必要ではありません。現在のサーバーの管理権限や情報が得られれば、サーバーはそのままで、保守だけを依頼できます。サーバーの移設が必要かどうかは、状況を確認したうえで判断します。

Q. デザインの変更や、リニューアルも、まとめて頼めますか?

A. 保守とは別のご相談として承ります。保守の契約には含まれない作業として、別途お見積もりとなるのが一般的です。

まとめ

最後に、この記事のポイントを整理します。

 

・他社が作ったサイトでも、作り直さずに、保守だけを別の会社に依頼できる
・移管のパターンは、「保守の担当だけを替える」「サーバーも移す」「サイトを作り直す」の3つ。「保守だけ」は基本的に最初のパターン
・そろえる情報は、サーバー・FTP・ドメイン・CMSの管理者アカウント・URL一覧・テスト環境の有無・前任との契約内容
・期間は、前任の会社からの情報提供の速さに左右される。依頼は一度にまとめて、期限を添える
・見積もりは、実際のサイトの確認後に変わる可能性があること、軽微な修正の範囲、対象外の作業を確認する


 

お問い合わせから12時間以内に担当者からご連絡!
ホームページの保守・移管を相談する

 

この記事の執筆者

藤田真季

藤田 真季|ウェブ担さん・マーケティング担当

国立大学卒業後、某大手アパレルメーカーの総合職として店舗運営を経験後、EC業界に転身。顧客視点に立ちながらCVR改善やCRMなど幅広く経験し、実績を積む。その後株式会社アイデアランプに参画し、「定額制Web運用代行サービス|ウェブ担さん」のディレクター兼マーケターに就任。コストを抑えながら高品質なWeb運用支援を提供し、多くの企業のマーケティング課題やWeb業務効率化に向けて支援している。

一覧へ戻る
× web担当者必見! web担当者必見!

もっと気軽に相談・情報収集したい方へ

メールマガジン登録

明日から使えるデジタル業務のヒントを配信中!ぜひご登録ください。

プライバシーポリシーをご確認の上、ご登録ください。
LINE LINEで気軽に無料相談

経験豊富なスタッフが直接相談に乗ります!
しつこい勧誘は一切なし。ちょっとした質問だけでもOK!