「ホームページが重いと言われたが、何が原因かわからない」
「PageSpeed Insightsでスコアを確認したら赤点だった」
「サイトを開くのに時間がかかっていて、問い合わせが来ない原因かもしれない」
サイトの表示が遅い「サイトが重い」状態は、訪問者の離脱・問い合わせ減少・検索順位の低下という3つの問題を同時に引き起こします。Googleの調査では、表示速度が1秒から3秒に遅延するだけで直帰率が32%上昇し、5秒かかると直帰率は90%以上に達するとされています。「なんとなく重い気がする」という状態を放置することは、集客機会の損失に直結します。
この記事では、サイトが重くなる原因の特定方法・WordPressを使っている中小企業が自分でできる具体的な改善手順・外注で対応すべきケースまでを解説します。
更新日:2026年7月1日
監修者:大森 潤(ウェブ担さん・Web運用担当)
サイトが重いと起きる3つの問題——放置するリスク

「サイトが重い」状態を放置すると、以下の3つの問題が連鎖的に発生します。
問題①:訪問者が離脱してコンバージョンを逃す
表示速度が3秒以上かかると、約53%のユーザーが離脱するというGoogleのデータがあります。せっかくSEOや広告で集客しても、ページが表示される前に「戻る」ボタンを押されてしまえば、問い合わせ・資料請求・購入というコンバージョンには至りません。広告を出している場合は、クリックに費用がかかっているにもかかわらず成果ゼロという状況が生まれます。
問題②:Googleの検索順位が下がる
Googleは2021年から「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」を検索順位の評価基準に導入しています。表示速度はLCP(最大コンテンツの描画時間)という指標で測定され、この数値が悪いとSEO評価が下がります。せっかく良いコンテンツを書いても、サイトが重いだけで検索順位が下がるリスクがあります。
問題③:「この会社は大丈夫か」という印象を与える
表示が遅いサイトは、訪問者に「管理が行き届いていない・古いサイト」という印象を与えます。特にBtoBの問い合わせを目的としたホームページでは、サイトの品質がそのまま会社への信頼感に直結します。
まず「どれくらい重いか」を計測する——PageSpeed Insightsの使い方
対策を始める前に、現状のサイト速度を客観的な数値で把握することが必要です。最も使いやすい無料ツールがGoogleの「PageSpeed Insights」です。
PageSpeed Insightsの使い方
1. Googleで「PageSpeed Insights」と検索してツールを開く
2. 計測したいページのURLを入力して「分析」をクリック
3. 0〜100点のスコアと改善提案が表示される
スコアの目安
| スコア | 評価 | 対応の優先度 |
| 90〜100点 | 良好(緑) | 現状維持でOK |
| 50〜89点 | 改善が必要(オレンジ) | 優先度の高い項目から対応 |
| 0〜49点 | 不良(赤) | 早急な対応が必要。SEOと離脱率に悪影響が出ている可能性が高い |
スコアの下に表示される「改善できる項目」が、具体的な対策のヒントになります。特に「適切なサイズの画像」「レンダリングを妨げるリソースの除外」「未使用のJavaScriptの削減」という項目が表示されている場合は、後述する対処法で改善できます。
注意点:同じページでもモバイル・PCでスコアが大きく異なることがあります。スマートフォンからのアクセスが多いサイトは、モバイルのスコアを優先して確認してください。
サイトが重くなる3大原因——WordPressサイトで特に多いケース
中小企業のWordPressサイトで「サイトが重い」状態になる原因は、ほぼ以下の3つに集約されます。
原因①:画像ファイルのサイズが大きすぎる(最多原因)
Webページの転送量の約65%は画像です。「カメラで撮影した写真をそのままアップロードしている」という状態が最も多い原因で、1枚で5〜10MBを超える高解像度の写真が複数あると、ページの読み込みに大きな負荷がかかります。
目安:Webサイトに使う画像は1枚あたり100〜300KB以下が理想です。現状の画像ファイルサイズを確認し、これを超えているものは圧縮が必要です。
原因②:WordPressのプラグインが多すぎる・古いまま放置されている
「便利そうだから」とインストールしたプラグインが蓄積し、使っていないものも含めて大量に有効化されている状態はWordPressサイトに非常に多く見られます。プラグインはページ読み込み時に追加のリソースを読み込むため、増えるほど表示速度が低下します。また、長期間更新されていないプラグインはセキュリティリスクにもなります。
原因③:サーバーの性能が低い・サーバーへの負荷が高い
レンタルサーバーの中でも最安値の共有プランを長年使い続けている場合、サーバー自体の処理能力が低くページ生成に時間がかかるケースがあります。特に共有サーバーは他のユーザーのアクセス集中による影響を受けやすく、混雑する時間帯に表示速度が落ちることがあります。
| 原因 | 頻度 | 自分で対応できるか |
| 画像サイズが大きい | 非常に多い | ✅ 自分でできる |
| プラグイン過多・放置 | 多い | ✅ 自分でできる(不要なものを削除) |
| サーバー性能不足 | 中程度 | △ プラン変更・移転の検討が必要 |
| JavaScript・CSSの最適化不足 | 中程度 | △〜❌ 技術的な対応が必要 |
サイトが重い時の対処法——担当者が自分でできる改善手順
対処法①:画像を圧縮・WebP形式に変換する
画像の圧縮は、最も即効性が高くコストゼロでできる対策です。以下の方法で対応してください。
・アップロード前の圧縮:Squoosh(無料・ブラウザで動作)やTinyPNGで画像を圧縮してからWordPressにアップロードする。目安は1枚100〜300KB以下
・既存画像の一括圧縮:WordPressプラグイン「EWWW Image Optimizer」を導入すると、すでにアップロード済みの画像を一括で圧縮・WebP変換できる
・WebP形式の活用:JPEGやPNGと比べてWebP形式は同じ画質で25〜35%ファイルサイズを削減できる。EWWWなどのプラグインで対応可能
対処法②:不要なプラグインを整理する
WordPress管理画面の「プラグイン」メニューで、現在インストールされているプラグインを確認してください。以下の基準で整理します。
・使っていないプラグインは「無効化」だけでなく「削除」する:無効化しただけでもファイルが残りサーバーに負荷がかかる場合がある
・1年以上更新されていないプラグインは代替を検討する:セキュリティリスクと表示速度低下の両方の原因になりうる
・同じ機能のプラグインが重複していないか確認する:キャッシュ系・SEO系プラグインが複数入っているケースが多い
対処法③:キャッシュ系プラグインを導入する
キャッシュプラグインを入れることで、毎回ページを動的に生成する処理を省き、表示速度を大幅に改善できます。「WP Super Cache」「W3 Total Cache」「LiteSpeed Cache(LiteSpeed対応サーバー使用時)」が代表的なプラグインです。ただし、既に別のキャッシュプラグインが入っている場合は競合するため、1つに統一してください。
対処法④:画像の遅延読み込み(Lazy Load)を設定する
Lazy Loadとは、画面に表示されるタイミングになって初めて画像を読み込む設定です。ページ全体の画像を一度に読み込まないため、初期表示速度が大幅に向上します。WordPress 5.5以降では標準機能として搭載されているため、特別な設定は不要です。古いバージョンを使っている場合はプラグインで対応できます。
対処法⑤:WordPressのバージョン・テーマを最新に保つ
WordPress本体・テーマ・プラグインを最新バージョンに更新することで、パフォーマンスの改善とセキュリティ強化の両方が期待できます。更新前には必ずバックアップを取ってください。
自分での対応が難しい場合——外注で解決すべきケース
画像圧縮・プラグイン整理を行っても改善されない場合、以下のケースは技術的な対応が必要なため外部に依頼することをお勧めします。
外注を検討すべきケース
・PageSpeed InsightsでJavaScript・CSSの最適化が指摘されている:コードレベルの改修が必要で、誤った修正がサイトを壊すリスクがある
・サーバーの移転・プランアップグレードが必要:現在のサーバー環境の見直しには、DNSの移行・データ移行などの専門知識が必要
・Core Web Vitalsのスコアが全体的に低い:LCP・INP・CLSすべてが「不良」評価の場合、サイト全体の構造的な改善が必要なケースが多い
・何をしても改善されない:原因の特定自体が難しい場合は、専門家に診断を依頼する方が結果的に早く解決できる
ウェブ担さんでできるサポート
ウェブ担さんでは、PageSpeed Insightsのスコア確認・画像の一括最適化・不要プラグインの整理・サーバー環境の見直し提案をまとめて対応しています。「重いとは思っているがどこから手をつければいいかわからない」という段階からでもご相談いただけます。
| 📌 「サイトが重い原因を調べてほしい・改善を丸ごと任せたい」という方へ
ウェブ担さんでは現状のサイト速度の診断から改善作業まで対応しています。まずは無料相談でご状況をお聞かせください。 |
改善後の確認と「重くなりにくい運用」を習慣化する方法
一度対策を行っても、運用を続ける中で再び重くなるケースは多くあります。以下の習慣を取り入れることで、サイトの表示速度を維持できます。
・画像をアップロードする前に必ず圧縮する:「Squooshで圧縮してからアップ」を担当者全員のルールにする
・月1回PageSpeed Insightsでスコアを確認する:定期的に計測することで、悪化のタイミングに気づける
・プラグインを追加する前に本当に必要かを確認する:「便利そう」でインストールするのを習慣化しない
・WordPress・プラグインの更新を定期的に行う:更新をサボると表示速度の悪化とセキュリティリスクが同時に蓄積する
まとめ
サイトが重い問題についてのポイントをまとめます。
・表示速度が3秒以上かかると直帰率が32%上昇するGoogleのデータがある。「サイトが重い」状態は集客・CVR・SEOの3つに同時に悪影響を与える
・まずPageSpeed Insightsで現状スコアを確認する。49点以下(赤)は早急な対応が必要
・WordPressサイトで最多の原因は「画像サイズが大きすぎること」。Squoosh・EWWW Image Optimizerで圧縮・WebP変換するだけで大幅に改善できるケースが多い
・不要プラグインの削除・キャッシュプラグインの導入も効果的。これらは専門知識なしで対応できる
・JavaScript・CSSの最適化・サーバー移転が必要なケースは外注を検討する
・改善後も「画像は圧縮してからアップ・月1回スコアを確認」という習慣で重くなりにくい運用を維持する
サイトの表示速度改善、ウェブ担さんにまるごとご相談ください
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